今も大人や子供から愛され続け、日本だけでなく世界中にファンを持ち、多大なる影響を与え続ける不屈の名作「美少女戦士セーラームーン」。
TVアニメの初放送が1992年なのですが、今見ても作画や演出が素晴らしく、不思議と古臭さを感じさせないところが魅力で、私も大好きな作品の一つです。
さて、その中でもアニメ史に燦然と輝く名言
「月に代わってお仕置きよ!」
皆さんは英語でどう言うと思いますか?
今回はVIZ Mediaより出ている北米版 美少女戦士セーラームーン「Sailor Moon」1話より、英語版吹き替え音声より紹介します。
Sailor Moon Season 1 Part 1 [LE Blu-ray/ DVD COMBO]]
実際のシーンで確認
まずは、セーラームーンの主人公である月野うさぎが敵を前にする決めゼリフのひとかたまりを改めて日本語で確認しておきましょう。
愛と正義の、セーラー服美少女戦士。
セーラームーン!
月に代わってお仕置きよ!

『Sailor Moon Season 1 Part 1』より引用
これが英語版では下のようになっています。
I am the pretty Guardian,
who fights for love and for justice,
I am Sailor Moon!
And now, in the name of the moon, I’ll punish you!
in the name of 〜
〜の名において、〜の名目で
punish
(人・罪を)罰する、こらしめる
例.
The teacher punished him for cheating on exam.
先生は彼を試験でカンニングした罪で罰した。
解説
さて、セーラームーンの口上を英語で見てみますと、英語の方が若干表現を変えており、文章の長さも少し長くなっているように感じますね。
「愛と正義の」が who fights for love and for justice(愛と正義のために戦う)となっていたり、
「セーラー服美少女戦士」がthe pretty guardian(可憐な守護者)
となっています。
日本語版だと文章量が少ないため、ゆっくりと時間をかけて述べていますが、英語版では少し文章量が多いため、流れるようにテンポよく喋っている感じがします。
個人的には英語版の歯切れの良さはオリジナルよりも好きです。
さて、文法の解説に移りますと、in the name of 〜で「〜の名において」「〜の名のもとに」「〜の名目で」という意味になります。
日本語でも大げさに聞こえる表現ですが、それは英語でも同じなようです。なので、実際に日常会話で使う機会があるかというと、多くはないかもしれませんね。
他の例文で確認しておきましょう。
例.
I arrest you in the name of law. 法の名のもとにあなたを逮捕します。
また、「〜の名義で」という使われ方もあります。
例えば予約や契約書なんかで、「〜の名義で予約する」と言いたいときに使われます。
こちらの使われ方のほうが、日常生活で使われることが多いかもしれません。
例.
reserve a room in the name of my wife 妻の名前で部屋を予約する.
いかがでしたでしょうか?
英語版のセーラームーンは比較的難易度も低く、英語音声も聞き取りやすいため、英語学習初級者にもおすすめな作品です。
ぜひ、ご覧になってみてください!
下記の記事では英語版セーラームーンが英語学習におすすめな理由を詳しく解説しています。

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