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【呪術廻戦】狗巻棘の「おにぎりの具」は英語でどう翻訳されている?

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会
『Jujutsu Kaisen – Part 1』 5話より

呪術廻戦に登場するキャラクター『狗巻棘いぬまきとげ』。

主人公『虎杖悠仁』たちが所属する呪術高専の2年生で、呪言師であります。

彼の非常に特徴的な習性として、日常会話が『おにぎりの具でしか話せない』というものがあります。
なんとも変わった設定ですよね(笑)

さて、おにぎりといえば日本文化に強く根付いた食べ物ですが、「おかか」や「こんぶ」のうような、おにぎりの具は英語で言うと何になるか分かりますか?
意外と答えに詰まる人が多いのでは?

今回は英語版の呪術廻戦を通して、おにぎりの具の英語での言い方を紹介してみます。

「おにぎり」を英語で言うと?

さて、まずは基本的なことから。
そもそも「おにぎり」って英語で何と言うのでしょうか?

実際に英語版「呪術廻戦」で出てきた会話をもとに紹介します。

伏黒
伏黒
That’s the cursed speech user, Inumaki-senpai.
呪言師、狗巻先輩。

He can only speak in ingredients of rice balls.
語彙がおにぎりの具しかない。

上記の通り、おにぎり」は英語では「rice ballと言います。
「具材」は「ingredient」と言います。

ちなみに「呪言師」は「cursed speech user」と翻訳されています。
curseは「呪う」という意味の動詞です。
-edが付いて受動態になることによって「呪われた」という意味になります。
「curesed speech user = 呪われた会話の使い手」というニュアンスです。

「おにぎりの具材」を英語で言うと?

それではおにぎりの具材の英語での言い方を実際のシーンから紹介します。

おかか=bonito flakes

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会『Jujutsu Kaisen – Part 1』 5話より

おかか」は「bonito flakesと言います。

そもそも「おかか」というのは言い換えると「鰹節」ですね。その名の通り魚の「カツオ」から作られた食材です。

「bonito」は「カツオ」を意味します。
「flake」は「小さな薄い破片」のことを指します。コーンフレークなどのフレークと同じ単語です。普通、鰹節はたくさんの破片がまとまった状態を指しますので、sがついて複数形になっています。

呪術廻戦の中では「おかか」は「bonito flakes」と翻訳されていますが、他にも「bonito shavings」や「dried bonito」と言うこともあります。

シャケ=salmon

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 『Jujutsu Kaisen – Part 1』 5話より

シャケ」は「Salmonと言います。

日本においてはシャケとサーモンは実は微妙に使い分けられています。
シャケは天然で育てられたものを指し生で食べることはできません。しかしサーモンは養殖で育てられているため生で食べることができます。

日本においては使い分けられていますが、英語で言う際にシャケのことをSalmonと言うのは何の問題もありません。

ツナマヨ=tuna and mayo

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 『Jujutsu Kaisen – Part 1』 5話より

「ツナマヨ」は「Tuna and mayo」と言います。

そもそも「ツナ」というのが英語の「Tuna」からそのまま来ている言葉です。「Tuna」は魚の「マグロ」のことを指します。
マヨはもちろんマヨネーズの略ですが、これも英語の「mayonnaise」から来ている言葉です。
ただし発音は微妙に違っており「メヨネーズ」のような発音をします。
省略して「mayo」と言っても通じますが、このときの発音も「メヨ」になります。

ちなみに作中において「ツナマヨ」のことを「ツナ」と省略して発言することがありますが、その際の翻訳はそのまま「Tuna」と言っていました。

すじこ=salmon roe

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 『Jujutsu Kaisen – Part 1』 5話より

すじこ」は「salmon roeと言います。

そもそも「すじこ」とは「シャケやマスの卵」を指します。
卵巣膜に入ってつながった状態の卵のことを「すじこ(筋子)」と呼び、卵巣膜から取り出された状態を「イクラ」と呼びます。

上記の通り、すじこには厳密にはシャケとマスの2つが存在しますが、ここでもシャケの卵として考えているため「Salmon」という単語が使われています。
ちなみにマスは「Trout」と言います。英語では海水に住むものを「salmon」、淡水に住むものを「trout」と一般的には使い分けているようですが、実は線引があいまいな上、深く話すと魚の話に脱線してしまうのでここでは置いておきましょう…。

roe」というのは「お腹から取り出された魚の卵のことを指します。
ちなみに「生んだ卵」のことは「spawn」と言います。spawnは動詞としての意味もあり「魚やカエルが卵を生む」ことを表します。
最近ではゲーム用語として「キャラクターやモンスターが配置されること=スポーン」と使われることがありますが、この単語から来ています。

こんぶ=kelp

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 『Jujutsu Kaisen – Part 1』 6話より

こんぶ」は「kelpと言います。

「kelp」は「大型の海藻の総称」です。

他にも「海藻全般の総称」である「seaweed」という言葉を使って表現することもあります。

海外では昆布を食材として使うことが珍しいそうなので、昆布という言葉がそのまま「Kombu」として使われていることもあります。
なのでそのままKombuといえば通じる場合もあるそうです。

高菜=mustard leaf

©芥見下々/集英社・呪術廻戦製作委員会 『Jujutsu Kaisen – Part 1』 6話より

高菜」は「Mustard leafと言います。

「高菜」はは中央アジアが原産といわれるアブラナ科の葉野菜で、カラシナの一種とされています。
そして、このカラシナの葉を英語でいうと「Mustard leaf」もしくは「Leaf mustard」となります。

からしやマスタードはカラシナの種子に調味料を加えて作られたものです。

呪術廻戦の英語版では楽しみながら英語を学習することができます。
下記の記事では英語版「呪術廻戦」のアニメについて詳しく紹介しています。

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