北米版 鬼滅の刃 「Demon Slayer」11話より
鬼滅の刃11話では、炭治郎が同じ鬼殺隊の同期である我妻善逸と出会います。
その出会いが衝撃的で、善逸が道の真ん中で女の子に求婚してすがりついているという、第一印象最悪なスタートでした。
そこで炭治郎が
Why are you making such a scene?
と言います。
直訳すると「なぜあなたはそんな場面を作っているの?」ですが、果たしてどんな意味なのでしょうか?
FUNIMATIONから出ているアニメ鬼滅の刃の北米版「Demon Slayer」11話より、吹替版英語での表現を紹介します。
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
実際の場面で確認しよう
炭治郎が次の任務に赴くため道を歩いていると、善逸の鎹鴉(かすがいがらす)である「チュン太郎」から助けを求められます。
見ると、善逸が見ず知らずの女の子に求婚してすがりつき、大騒ぎしているという状況でした。
見かねた炭治郎は、善逸を引き剥がしにかかるのでした。

『Demon Slayer: Kimetsu No Yaiba – Part 1』より引用
もう一度言うからお願い!
Marry me! I’m begging you!
僕と結婚して!お願いだよ!
こんな道のど真ん中で何を騒いでいるんだ!
She’s clearly not interested in you!
彼女は明らかに君に興味ないだろう!
Also, you squashing your sparrow out.
それに雀まで困らせているじゃないか!
Why are you making such a scene in the middle of the road!
こんな道のど真ん中で何を騒いでいるんだ!
make a scene
大騒ぎする、悪態をつく
I’m begging you.
お願いだから。頼むから。
squash
①押しつぶす
例. squash a cockroach ゴキブリを潰す
②(人・物を)狭いところに押し込める
例. squash many people into a bus たくさんの人をバスに押し込める
③黙らせる、やり込める
例. My wife always squashes me. 妻はいつも私をやり込める
解説
make a sceneは「大騒ぎする」という意味を持った表現です。
直訳すると「シーン(場面)を作る」ですが、これが転じて「大騒ぎする」という意味になるのはなんとなく理解できますね。
その他の例文でも確認しておきましょう。
Don’t make a scene on the train.
電車で騒いではいけません。
また「悪態をつく」という意味でも用いられます。
I don’t want to make a scene about it.
そのことで悪態をつきたくはないよ。
ちなみに、似た表現として make a fuss というものがあり、こちらも「(つまらないことで)大騒ぎする、騒ぎ立てる」という意味を持っています。
ほぼ同じような意味なのですが、make a sceneは「公共の場で大騒ぎする」、make a fussは「ささいなことで大騒ぎする」というニュアンスの違いがあるようです。
Don’t make a fuss about such a small problem.
そんな小さな問題のことで騒ぎ立てないで。
このmake a sceneという表現ですが、アニメを見ていると以外にもよく出てくる頻出表現の一つです。
知っていると内容理解に役立ちますので、是非おさえておきましょう!
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