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伊之助の『猪突猛進!』を英語で言うと?―鬼滅の刃

©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
『Demon Slayer: Kimetsu No Yaiba – Part 1』より引用

北米版 鬼滅の刃 「Demon Slayer」12話より

猪の剥製を頭にかぶったインパクト抜群のキャラクター「嘴平伊之助(はしびらいのすけ)」。
見た目だけでなく性格も変わっており、人間的な常識が欠落している反面、驚くほど真っ直ぐな性格で、野生のような感覚の鋭さと肉体の強靭さを持ち合わせています。

ファンの方も多いのではないのでしょうか。

そんな伊之助が口癖のように喋る「猪突猛進」という言葉。
猪突猛進とは、「イノシシが直線的に突進するように、目標物に対してがむしゃらに進むこと。 また向こう見ずに猛烈ないきおいで突き進むこと」という意味で、伊之助の性格そのままの言葉です。

この「猪突猛進」という言葉、英語版ではどのように訳されているのでしょうか。

FUNIMATIONから出ているアニメ鬼滅の刃の北米版「Demon Slayer」12話より、紹介します。

Coming through! Coming through!
猪突猛進!猪突猛進!

coming through
come throughの現在分詞系
・通り抜けます

come through
・〜を通り抜ける
・〜を切り抜ける、成功する
・(電話などが)相手につながる
・手渡す、提供する

Coming through.の使い方 実は便利な言葉!

英語版では猪突猛進は Coming through!と訳されています。

coming throughはcome throughの現在分詞系で、単体で使われるときは、主に「通り抜ける」「通り抜けます」という意味で使われます。

正式な文法で言えば、I’m coming through.になるのでしょうが、実はこれ定型文のようなもので、I’mの部分は言いません。

主に使われるのは、例えば電車などで混んでいる時。
前の人が自分の存在に気づいていない時、自分が通ることを知らせることで、道を開けてほしい時。

Coming through!

と言いながら通り抜けましょう。

別に周りから「猪突猛進!」と理解されるわけではないので大丈夫です(笑)

come throughの別の使い方も抑えておこう

come throughは上記のとおり「通り抜ける」という意味で使われますが、別の意味で使われることもあります。

例文と共に見てみましょう。

①切り抜ける, やり通す, 成し遂げる; 成功する.

例.
He came through the surgery unharmed.
彼は無事に手術を切り抜けた。

②(電話などが)相手につながる

例.
A phone call has come through to her.
電話が彼女につながった。

③届ける、提供する

例.
Your mail has not come through to us.
あなたのメールはまだ私達には届いていません。

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