英語を第一言語としている国は多く、国によって発音のクセがあります。
中でも有名なのはアメリカ発音とイギリス発音ですね。
我々は義務教育課程でアメリカ発音で学習することが多いので、イギリス英語を聞くと聞き取りづらさを感じることがあります。
特にTOEICでは、リスニングにおいてアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドと5か国の発音で読み上げられるので、発音の違いを確認することも必要になってきます。
さて、ある英単語のアメリカ発音とイギリス発音の違いを確認したいと思った時、どのようにすれば良いでしょうか?
実はGoogleの検索機能を使うと簡単に確認することができるので、そのやり方を紹介してみます。
Google検索を使ったアメリカ/イギリス発音の調べ方
確認するやり方は非常に簡単です。
Googleの検索ボックスに『調べたい単語 発音』と入力して検索するだけです。
実際にやって確認してみましょう。
今回はアメリカ発音とイギリス発音の典型的な違いとして挙げられる単語の1つである『water(水)』を例に確認してみます。
以下のように『water (スペース) 発音』と入力して検索します。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/google1.png?resize=861%2C238&ssl=1)
もしくは『water(スペース)pronunciation』と入力しても大丈夫です。
pronunciationは「発音」という意味の英単語です。
どちらを入力しても検索結果は同じです。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/google2.png?resize=864%2C247&ssl=1)
すると以下のように結果が表示されます。
私の場合、デフォルトではアメリカ発音が表示されました(環境によって異なるかもしれません)。
下記赤枠のスピーカー部分をクリックすると音声で発音を確認することができます。
また、右側の口のアニメーションが発音に合わせて動き、口の形も確認することができます。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/water-america.jpg?resize=864%2C871&ssl=1)
アメリカ発音とイギリス発音を切り替える場合は、下記赤枠をクリックします。
選択肢が現れるので、イギリス発音をクリックします。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/google-select.jpg?resize=864%2C868&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/google-option.jpg?resize=864%2C883&ssl=1)
以下のようにイギリス発音に切り替えることができました。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/water-uk.jpg?resize=864%2C862&ssl=1)
ゆっくり再生することが可能
また、便利な機能として発音をゆっくり再生することも可能です。
下記赤枠の『ゆっくり再生』のスライダーをONにすると、発音がゆっくりと再生されます。
発音をしっかりと確認したいときに便利な機能です。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/06/water-slow.jpg?resize=864%2C871&ssl=1)
Googleは発音記号が分かりやすく便利!
さて、Googleの発音検索機能を使うと、発音の部分に下記のようなアルファベット記号が表示されているのが分かりますね。
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/08/water-america-kigou.png?resize=864%2C409&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/08/water-uk-kigou.png?resize=864%2C428&ssl=1)
そうです。これ、アルファベット式の発音記号なのです。
普通、発音記号といえば国際音声記号(IPA)に則った記号を使われることが多いです。
waterの場合は、下記のような発音記号になります。
wˈɔːṭɚ
これはこれで便利な表現なのですが、発音記号の知識がないと、読み解いて正確に声に出すのは難しいのではないでしょうか?
しかし、Googleの発音検索で表示されている発音記号は全てアルファベットのみで表現されており、誰でも簡単に発音の雰囲気を掴むことができます。
上記waterのアルファベットの発音記号を例にとって分析してみましょう。
アメリカ式の発音記号は『waa・tr』
イギリス式の発音記号は『waw・tuh』
となっていますね。
太字になっているところはアクセントを置くところで、これはどちらも単語の最初にあるので共通しています。
単語の前半部分では、アメリカ式の発音の場合はwaaとなっており、「(ぅ)わー」のような感じです。
対して、イギリス式の発音の場合はwawとなっており、「うおぅ」となっています。最後のwのありなしが現れています。
単語の後半部分では、アメリカ式の発音の場合はtrとなっており、「らー」とrの発音で最後は終わります。
対してイギリス式の発音の場合はtuhとなっており、「たぁ」とtの音が強く、rの音は入りません。
このように音を聞くだけでなく、アルファベットの発音記号も見ることによって、アメリカ発音とイギリス発音の違いをしっかりと確認することができるのです。
なお、この発音記号はアメリカ発音とイギリス発音の違いを比べるだけでなく、普通に単語の発音勉強にも使うことができるのでおすすめですよ!
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2022/01/アニメで-英語学習-のすすめ.jpg?resize=320%2C180&ssl=1)
![](https://i0.wp.com/otaku-english.com/wp-content/uploads/2021/12/PXL_20211230_090724056.jpeg?resize=320%2C180&ssl=1)